キャンプ あーだこーだ

キャンプしましょう。晴も、雨の中も、雪の中も、氷の上も、嵐の中も。

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雪中キャンプ初めての方へ

雪中キャンプは、特別な装備な装備が無くても始められます。

暖かい時期のキャンプも、装備を揃えれば揃えるほど快適になりますよね。それと同じです。

雪中キャンプでの必要なものを段階別にまとめてみました。

————————–レベル1(最低限のレベル)—————————

【ワイルドなチャレンジャー向けです。子供がいる場合はレベル2へ】

  • 夏テントもしくは3シーズンテント
  • 夏シュラフ
  • 銀マット
  • テーブル
  • チェア
  • 焚火台
  • ジャケットやコートなどダウンジャケットが一番です
  • 家から毛布か布団も持参

※コツは車は満タンにしておいて、もし夜中にエンジンをかけなくてはいけない状況になっても他のキャンパーから苦情が出ない場所に停めておきます。

夜中に寒くて耐えられない場合は車で暖房をかけて寝ましょう。

 

 

 

————————–レベル2(電源付きサイト)—————————

【初心者の方や不安な方にお勧めです。初めてのファミリー雪中キャンプも】

  • 夏テントもしくは3シーズンテント
  • 夏シュラフ
  • 電気毛布もしくはホットカーペットや電気コタツ
  • 銀マット
  • テーブル
  • チェア
  • 焚火台
  • ジャケットやコートなどダウンジャケットが一番です

※もはや、電源がある時点で快適です。どんな高価な冬用シュラフもホットカーペットやコタツには敵いません。電源さえあればお金をかけずに快適な雪中キャンプを体験できます。特に電気毛布は新品でも安く手に入るので。(※電源付サイトを予約の際にキャンプ場の管理人さんに使用する電気機器のトータルのワット数か使用する電気機器の種類と数を教えてあげた方が無難です。キャンプ場によってはブレーカーが落ちる場合があるので。特にドライヤーとか使うと落ちる場合があります。)

 

 

 

————————–レベル3(薪ストーブ)—————————

【電源サイトを卒業して電源無しサイトへレベルアップ】

  • 3シーズンテントもしくは4シーズンテント(もしくはシェルター一体型テント)
  • リビング用シェルター
  • 薪ストーブ
  • サーキュレーター
  • 冬シュラフ
  • 銀マットもしくは断熱性に優れたマット
  • テーブル
  • チェア
  • 焚火台

※薪ストーブをシェルターに設置する事で、外は雪でもシェルター内を25℃~30℃にする事ができます。薪が無くなると大変なので余るぐらい持参しましょう。夜10時に寝るとして1泊2日で薪は50kgあれば安心です。就寝時、薪ストーブは放置で大丈夫ですが、1時間ほどで火は消えます。熱源が無いので冬シュラフは必須の装備となります。

 

 

————————–レベル4(薪ストーブ+灯油ストーブ)—————————

【薪ストーブ+アルファで超快適な雪キャンプ】

  • 4シーズンテント
  • リビング用シェルター
  • 薪ストーブ
  • フジカハイペットや武井バーナーなどの灯油ストーブ
  • サーキュレーター
  • 冬シュラフ
  • 銀マットもしくは断熱性に優れたマット
  • テーブル
  • チェア
  • 焚火台

※灯油ストーブと薪ストーブを併用する事で薪の消費を抑えられます。2泊程度ならどちらでもよいのですが、

3泊以上の滞在の場合は薪の確保が大変になるので灯油ストーブと併用します。熱源も分散するので室内全体が暖かくなります。

 

 

————————–レベル5(豪雪キャンプ)—————————

【降雪に特化したテントで豪雪地帯を制覇】

  • テンティピ
  • テンティピ専用薪ストーブ
  • スノーペグ
  • サーキュレーター
  • 冬シュラフ
  • 銀マットもしくは断熱性に優れたマット
  • テーブル
  • チェア
  • 焚火台

※普通のテントの場合は雪が沢山積もってしまうと倒壊しますが、

降雪に特化したテントでしたら豪雪地帯もあまり関係ありません。

 

 

————————–レベル6(暴風雪)—————————

【風速20m/s以上のブリザード。ファミリーキャンプや女子キャンプ禁制の世界。大人の上質なキャンプ。】

  • 山岳用テント(暴風の中でも手袋をしたまま設営できるもの)
  • スノーペグ
  • スノーソー
  • スノーショベル
  • 冬シュラフ
  • 断熱性に優れたマット
  • 酒(うまい)

※牙をむく自然の脅威の中でのキャンプはとても楽しいのもです。基本は嵐(低気圧)よりも強い季節風が吹く時(東西への等圧線幅が狭い時)で上空に寒気が入り込んでいれば好条件(悪天候)です。初めての暴風雪の時は風がテントを叩きつける音で眠れないと思うので耳栓も便利ですよ。慣れてきたら要りませんが。

暴風雪でのテント設営の様子。

 


 

■■ 雪中キャンプ初めての時はやめておいた方がよい4つの環境 ■■

①風の強い予報ならば中止。
暴風雪でのキャンプは十分な「知識+経験+装備」が必要です。初めての時には絶対に避けてください。必ず大きな事故につながります。

②いきなり豪雪地帯は避けましょう。
一晩に50cm以上積もるような場所では雪中キャンプに特化したテント以外は雪の重みで必ずと言ってよいほど倒壊します。また、換気の為に少し開けておいた出入り口や天井の通気口も雪でふさがり、一酸化炭素中毒で命を落とします。豪雪地帯へは多少の経験とノウハウを得てからでも遅くありません。楽しみは後にとっておきましょう。最初はどんなに積もっても積雪30cm以内の地域で体験した方が無難です。

③雨の日、もしくは降水確率が高い日は避けましょう。
私も雨キャンプは大好きですが、真冬の雨は想像以上に寒く、雪以上に大変です。きっとトラウマになってしまうと思うので、初めての方は避けた方がいいです。

④マイナス15℃以下になる場所は避けましょう。
マイナス15℃より気温が下がると通常の雪中キャンプでは起こらないような予期しない事態が起きます。
慣れてきてからにしましょう。事前に寒波予報などのチェックを。
(マイナス20℃以下のキャンプの記事・動画はこちら)

★★★ その他の注意点★★★

■「雪」はとても重いものです。色々な雪の種類を経験して見極めが出来るようになるまでは、テントやタープについた雪は出来るだけ早く落とすのが無難です。

就寝時に降雪がある場合は寝る前に雪をテントから下ろし、夜中は2時間ごとに目覚ましで起きて、テントの雪を下ろしてください。

その様な必要がほとんど無いのはTentipiやHillebergのテントなど、降雪環境に特化したタイプのテントです。逆に言えば、降雪がそこそこあっても雪下ろしだけきちんとやれば問題はありません。

■夏のキャンプ用のガスは冬では火がつかない、もしくは火がとても弱いです。ガスを使う場合は低温環境で使用できるガスを持参しましょう。ガスの種類はこちらで説明しています。

■テント内で暖をとる為だけに木炭や豆炭をBBQコンロで燃やさないで下さい。薪に比べて一酸化炭素が出る量が非常に多いです。

■携帯電話やデジカメ(雪山登山の方はGPSやビーコン)は必ず暖かい所に置いてください。

気温が低いと何もしなくてもバッテリーの容量低下が非常に激しいです。起きている時はストーブの近くや体に密着させる。寝るときはシュラフの中に入れておきましょう。

■新品の薪ストーブを使う場合はテントやシェルターの中で使用する前に外で1度燃焼させてください。

薪ストーブ本体には防錆剤やオイルなどが塗布してあるので、初めて使う時はガスが沢山出ます。30分ほど高温の状態が続くとガスはでなくなります。

■寝る時はインナーテントをメッシュにして寝ます。フルクローズのまま寝ると朝起きてビックリ。

結露で中がビチャビチャ。特に3人以上で寝たら結露はヒドイです。(外気温がマイナス10℃以下であればインナーテントの中も結露も凍るので処理は楽です。掃って外に出します)

結露がほとんど起こらないのはコットン系のテントですが、ナイロンテントでもメッシュにして寝る事で結露を最小限に抑える事ができます。

■サーキュレーターは1台あると世界が変わります。電池式のものもあるので、サーキュレーターの使用=電源サイトではありません。

サーキュレーターに頼らずに皆でウチワで扇ぐのも。。。。。アリです。

■寒さの中で快適に寝れるか心配

快適な睡眠の三種の神器は「シュラフ」「マット」「コット」です。コットは不要と言う方も多いんですが、寝相が悪かったり少し傾斜がある場所に設営した場合は、寝ているうちに体がマットからずれてしまって冷たい地面の上に移動している事があります。コットを使用する事で、そのような事が無くなります。コットの上に断熱性の高いマットをのせ、その上に冬用のシュラフを置いて寝れば、夏のキャンプよりも快適に眠れますよ。枕はシュラフの入っていたスタッフサックに着替えを入れると快適です。雪中ハイキングや積雪登山などオートキャンプのようにコットを持参出来ない場合は、雪を使って設営場所を出来るだけ平坦にしましょう。(※コット+シュラフだけで寝ないでください。マットが無いと下の冷気でとても冷えてしまいます)。

■雪中キャンプでのタープの張り方

降雪が無い場合でも夜中に降る場合があります。メーカー推奨の張り方だと降雪量が10cmでも倒壊します。出来るだけ尖った形に張ってください。傾斜が急なほど、雪は落ちていきます。そして傾斜が急なほど風の影響を受けるので、引き裂き強度の高い生地で作られているタープがお勧めです。雪中キャンプや厳冬期のキャンプに特化したタープは、ヒルバーグのタープだと思います。特にULタープの雪中での性能はすばらしいものがあります。出来るだけ天井(タープの位置)を低くして床(雪面)をスノーショベルやスノーソーで掘ると広い空間が確保できます。撤収の際に掘った穴は埋めて帰るのがマナーです。

公開日:
最終更新日:2015/10/22