キャンプ あーだこーだ

キャンプしましょう。晴も、雨の中も、雪の中も、氷の上も、嵐の中も。

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ペトロマックスHK500

      2015/10/17


【ケロシンランタン】燃料は灯油です

ドイツ製灯油ランタン。

100年ぐらい前から構造もデザインもほぼ変わらず。。。

ほぼ使う度にメンテ必要だからマニア向け?バイクのキャブのOH出来る程度の人ならメンテも苦じゃないでしょう。

「明るいケロシンランタン!」的なイメージが強く、圧力を高くして明るく動作させがちですが、高い圧力はトラブルの元凶ですよ。

壊す人、調子悪くする人の95%が圧のかけすぎです。

————————–調子悪い時(対処方法)———————————-

【症状】圧力(圧力計)が上がらない
●原因●
・ポンプの皮パッキンかゴムパッキンが劣化
対処→交換。もしくはポンプアダプターに換える。
・チェックバルブの固着
対処→分解清掃してダメなら交換
・圧力計が壊れている
対処→圧力計を交換。

【症状】燃焼を開始してもマントルが膨らまず、燃焼に元気が無い。マントルにススがたまり、黒くなる。
●原因●
・灯油タンク内に水が溜まっている。
対処→タンク内の灯油を全部抜き、ジェネレーターバルブを分解清掃する。
(車やバイクもそうですが、タンク内で空気中の水分が結露し、少しずつ水が溜まっていきます。ペトロマックスのタンクの材質が真鍮なのはタンク内の水によるタンクの腐食→穴あく、を防ぐ為です)
・ジェネレーターバルブの灯油流入口にゴミが詰まっている。
対処→ジェネレーターバルブの分解清掃。もしくは交換。

【症状】燃焼に元気がありすぎて薄い赤色の炎がマントルから激しく出ている。ススは出ていない。(プレヒートしすぎた場合も同じ状態になりますが、その場合は何もしなくても数分で燃焼が安定します)
●原因●
・ノズルがゆるんでいる。(よく起こります、ほぼ毎回)
対処→しめましょう

・ガスチャンバーの膨張。ノズルの外周よりもガスチャンバーの外周が大きくなっている。(明るくしようと2k以上の圧力で使用している人は頻繁に起こります)
対処→ガンスチャンバーの交換

【症状】濃い炎がマントルから激しく出ている。ススが外部に激しく出る。火柱が上がる。炎上する。ジェネレーターやニップルに灯油のにじみは無いのに。
●原因●
・プレヒート不足
対処→ちゃんとプレヒートしましょう。
バーナーでプレヒートするよりもアルコールでプレヒートした方が、同じ時間でも早くプレヒートが完了します。(アルコールの燃焼温度の方が高温の為)

【症状】濃い炎がマントルから激しく出ている。ススが外部に激しく出る。火柱が上がる。炎上する。ニップルやジェネレーターに灯油のにじみがある。
●原因●
・ジェネレーターバルブ内のゴム部品の劣化。
対処→ジェネレーターバルブの交換。

【症状】ニップルやジェネレーターに灯油のにじみがある。
●原因●
・ジェネレーターバルブ内のゴム部品の劣化。
対処→ジェネレーターバルブの交換。ゴム部品だけで販売はされていません。ジェネレーターバルブを丸ごと交換です。
このゴム部品を水道のパッキンから型抜きして作る人もいますが、最初は良くても灯油でゴムが硬化し、トラブルの原因になります。
型抜きする場合は耐油性のゴムで。

【症状】ジェネレーターとタンクの付け根に灯油のにじみがある。
●原因●
・パッキン(なまりのワッシャー)が効いていない。
対処→鉛のワッシャーの交換

【症状】明かるくなったり弱くなったりを繰り返す。
●原因●
・空気の量が適切ではない。
対処→上部のU字部品の上下で調整する。
・ニップルがゆるんでいる
対処→ニップルをしめる。
・ニードル(清掃針)の激しい曲がりや折れ
対処→ニードルの交換(多少曲がっていても問題ありません)
・ノズルが微妙にゆるんでいる。(よく起こります)
対処→しめましょう
・ノズルが割れている。(陶器ノズルの場合)
対処→ついでなのでステンレスノズルに交換。
・コンダクティングロッドにススがついている。
対処→コンダクティングロッドを取り出し、キャブクリーナーに1晩漬け置き。
(バイク販売店で扱っているYAMAHA純正のキャブクリーナーが必ずススがキレイに落ちます)
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ジェネレーターバルブ、ガスチャンバー、コンダクティングロッド、鉛パッキン、この4点は消耗品。
とりあえず調子がとても悪くて原因が不明な場合は、この4つを交換しながら分解清掃してください。きっと直ります。

圧力計は信じてはいけない。製品誤差が戦前のレベルのまま。ちゃんと圧力計付きの空気入れで入れる事をお勧めしますね。

買った時についてる陶器のノズルは数回の使用で割れるから、早めにステンレスに交換。

「ノズル割れる→マントル破れる→炎がホヤに→ホヤ割れる」の流れ。

マントルは純正は高いからコールマン11番で代用が一般的かと。

「シーアンカー」や「バタフライランタン」と本家ペトロマックスの差はタンクが鉄か真鍮かの違いだけ。Made in JAPAN(フシミ製作所)のバタフライランタンは真鍮です。

同型でオプティマスやヘサグなどもペトロマックスのパーツ流用ができます。

 

↑シーアンカー。

シーアンカーやバタフライを買う人は本体の安さと燃料の安さ(灯油)で買うんだと思うけど、

「メンテ必要=消耗品必要」で消耗品のパーツ代を考えると安く維持は出来ないでしょう。

安く維持したい方、メンテナンスが面倒な方はヴェイパラックスとかコールマンがお勧め。

 

ランタンマニア度 ★★★

初心者向け度 ★

メカ好き度 ★★★★★

 - オートキャンプ装備, ランタン, 雪中キャンプ装備